サンキュー事故
交差点で道を譲ってもらった直後に発生する「サンキュー事故」。
善意の譲り合いが原因となるこの事故は、誰にでも起こり得る身近な交通リスクです。今回はサンキュー事故の原因や代表例、そして今日から実践できる具体的な防止策を分かりやすく解説します。
はじめに
交通事故の中には、「思いやり」がきっかけとなって起こるものがあります。サンキュー事故は、道を譲る・譲られるという善意のやり取りの中で発生する事故です。
日常的によくある場面だからこそ危険が見過ごされやすく、誰もが当事者になり得ます。本コラムでは、身近な運転シーンに潜むリスクを整理し、事故を未然に防ぐポイントを紹介します。
サンキュー事故とは
サンキュー事故とは、優先権がある車両が進路を譲った結果、別方向から接近した車両や二輪車と衝突してしまう交通事故を指します。
譲ってもらった際、「早く進まなければ」という心理が働き、安全確認がおろそかになることが主な原因です。
⚠️ 注意!サンキュー事故が起こりやすい場面
- 交差点での右折時
- 渋滞中に対向車が進路を譲ったとき
- 店舗や駐車場へ右折入庫する場面
- 見通しの悪い片側複数車線道路
「譲ってもらえた=安全」ではありません。
死角から二輪車や自転車が接近している可能性があります。
サンキュー事故の代表例
交差点で右折待ちをしている際、対向車が停止して進路を譲ったため右折を開始したところ、その車両の陰から直進してきた二輪車と衝突するケースが代表例です。
譲ってくれた車両が死角となり、接近車両の発見が遅れることで事故が発生します。
なぜサンキュー事故は起こるのか
心理的プレッシャー
「待たせてはいけない」という焦りが生じ、確認動作が簡略化されてしまいます。
死角の発生
停止した車両によって視界が遮られ、二輪車や自転車を見落とす危険があります。
サンキュー事故を防ぐ5つのポイント
- 譲られても慌てて発進しない
- 死角の存在を前提に確認する
- 対向車が完全停止しているか確認
- 徐行または一時停止に近い速度で進行
- 歩行者・自転車の動きにも注意する
重要ポイント
譲られた場面では交通の流れが一時的に不自然になります。通常以上の安全確認が必要です。
譲る側にも責任があります
道を譲る際は、自車の左後方から二輪車が接近していないかサイドミラーで確認しましょう。
相手が安全に進行できる状況であるかを見極めて譲ることが、事故防止につながります。
まとめ|思いやり+安全確認が事故を防ぐ
サンキュー事故は感謝の気持ちから生まれる油断によって発生します。
譲り合いの心と確実な安全確認を両立させることが、安全運転の基本です。譲られたときこそ一呼吸置き、本当に安全かを確認する習慣を心がけましょう。