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運転時の眩しい

こんにちは、コジマです。秋から冬にかけては空気が澄み景色が美しい反面、「西日による眩しさ」が増して運転リスクが高まります。今回は西日の危険性と具体的対策、さらに年間を通して注意したいヘッドライトの眩しさ対策までを解説します。


はじめに

秋から冬にかけての季節は空気が澄み、紅葉や雪景色など美しい風景が広がる絶好のドライブシーズンです。しかし、この時期の運転には思わぬ落とし穴があります。それが「西日による眩しさ」です。実は、秋冬は夏に比べて西日が眩しく感じる時間が約1.5倍にもなると言われています。今回は、西日眩しさが引き起こす危険性と対策について詳しく見ていきましょう。

眩しさが引き起こす危険性

西日による眩しさは、視界を遮るだけでなく、交通事故のリスクを高める要因にもなります。運転中に一瞬目がくらむような経験は誰にでもあり、時速60kmで走行中に一瞬視界を奪われると重大事故につながる危険があります。特に以下のような場面では注意が必要です。

  • 信号や標識が見えづらくなる:西日で信号の色が判別しにくくなったり、標識の文字が反射で読めなくなることがあります。
  • 歩行者や自転車の発見が遅れる:逆光では歩行者や自転車がシルエットになり、距離感や動きが把握しづらくなります。
  • 前方車両のブレーキランプが見えにくい:太陽光の反射でブレーキランプが判別できず、追突のリスクが高まります。

なぜ秋冬は西日が眩しいのか?

太陽の動きに注目してみましょう。夏は太陽が高い位置を通るため、夕方でも太陽が直接目に入る角度になる時間は比較的短めです。一方、秋冬は太陽の高度が低く、地平線近くを移動するため、午後の早い時間から夕方にかけて太陽光が斜めに差し込み、運転者の目に直接入ってくる時間が長くなります。

さらに、秋冬は空気が乾燥して澄んでいるため太陽光が散乱しにくく、より強く鋭く感じられます。交通事故率が高いのは太陽が 高度10°〜30° にある時だと言われており、ちょうど運転中に太陽光が直接入りやすい角度です。(逆に 0°〜10° のときは建物等で遮られ事故率が下がる傾向があります。)

対策方法

視界が遮られると、歩行者や障害物、対向車を認識できずに大事故に繋がることがあります。では、秋冬の西日にどう対処すればよいでしょうか。以下の対策が有効です。

  1. サングラスの活用
    偏光レンズのサングラスは眩しさと反射光を抑え、視界をクリアにします。夕方の運転では特に有効です。
  2. サンバイザーの調整
    サンバイザーを適切に使い、直接入る太陽光を遮りましょう。角度をこまめに調整することがポイントです。
  3. フロントガラスの清掃
    汚れたガラスは光を乱反射させ眩しさを増します。内側の油膜やホコリも定期的に取り除きましょう。
  4. 時間帯を意識した運転計画
    西日が強くなる午後3時〜5時頃を避けるなど、出発時間を調整することでリスクを減らせます。
  5. 速度を控えめに
    眩しさで視界が悪くなると反応が遅れるため、速度を落とし車間距離を十分に取ることが重要です。

年間通して注意したい:対向車のヘッドライトの眩しさ

季節問わず、対向車や後続車のヘッドライトの眩しさは運転者にとって危険です。最近はオートライトが普及しているためドライバーの意識が希薄になりがちですが、自分で判断して適切にライト操作することが求められます。個人でできる対策を3つ紹介します。

1. 直視しない

対向車のヘッドライトは突然来るため、まずは直視しないこと。光を見つめると網膜に残像が残り、しばらく見えづらくなります。視線をやや左にずらして(対向車のいない方)切り抜けましょう。

2. 夜間用サングラスで防止

夜間用(イエロー系)のレンズは透過率が高く、偏光機能のあるものだと乱反射を抑えます。ヘッドライトやネオン、雨で反射した路面のギラつきを軽減し、視界のコントラストを向上させます。日中の雪道や照り返し対策にも有効です。

3. デジタルインナーミラーの導入

後続車のライトが眩しい場合、デジタルインナーミラーは自動で反射を抑え、映像処理で視認性を向上させます。後方視界の不快感が減り、安全性が高まります。

ドライバーの意識が事故を防ぐ

西日やヘッドライトの眩しさは完全に避けられない自然現象ですが、リスクを理解し対策をとることで事故の可能性を大きく減らせます。これからの秋冬のドライブは景色を楽しむ貴重な時間です。家族や友人との大切な時間を安全に過ごすために、ぜひ今回ご紹介した「西日対策」を活用してください。少しの工夫が大きな安心につながります。




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