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横断歩道での一時停止




こんにちは、コジマです。
皆さん、信号のない交差点で歩行者が待っていたら止まって歩行者優先させていますか?街中を歩いていると歩行者がいるにも関わらず、突っ切っていく車を見かけます。本来であれば歩行者優先ですから、渡ろうとしている歩行者がいれば車が道を譲らなければなりません。ですが、信号機のない横断歩道での一時停止率は約2割と言われています。そこで今回は、横断歩道での一時停止についてお話したいと思います。

8割の人が一時停止を守っていない

JAFは2016年から毎年8月12日~8月26日の平日2週間(午前10時~午後4時)各都道府県に2か所ずつ、合計94か所の信号が設置されていない横断歩道を通過する車(9434台)に対して、歩行者が渡ろうとしている場所で一時停止した車の実態調査を実施しました。結果、一時停止した車は2014台と全体の21.3%となり、前年の調査結果からは4.2%の増加となりましたが、以前約8割の車が一時停止しないという結果でした。調査開始以降一時停止した車が最も多いのは長野県次いで兵庫県・静岡県で、一時停止をしない車が多いのは宮城県、東京都、岡山県となっています。

停止しないとこんな罰則が

信号機のない交差点で歩行者がいるにも関わらず、走行してしまうのは道路交通法の違反となります。道路交通法第6節の38条では、「横断歩道を通過する際に明らかに歩行者などがいない場合を除き、横断歩道直前で停止できる速度での走行、または横断しようとする歩行者などがいる場合は横断歩道前で一時停止し、その通行を妨げないようにしなければならない」という記載があります。ですから、歩行者が横断歩道を渡ろうかと伺っているところをブレーキもかけずに走行することは違法行為となります。違反をすると「横断歩行者等妨害」で、以下の反則金などが科せられます。

車両区分反則金罰則違反点数
大型12,0003ヶ月以下の懲役
または5万円以下の罰金
2点
普通9,000

二輪7,000

原付6,000

※酒気帯び0.25mg以下の場合は14点、酒気帯び0.25mg以上の場合は25点

この「横断者歩行等妨害」は取締り件数の上位10項目に入っておらず、それほど多いものではありませんが、日頃から周りの状況を確認しながらの運転をする必要があります。

横断歩道付近の交通で注意すべき点

それでは、横断歩道付近ではどんなことに注意する必要があるのでしょうか。

交通ルールを確実に守るためには、周囲からの情報を収集しながら走行することが大切です。特に信号機がない横断歩道では歩行者や自転車がいつ横断してくるか分からないので、充分減速して注意を配るようにしましょう。横断歩道の手前にある道路にペイントされた白いひし形の道路標示や青の標識が減速の目安です。ちなみにこのひし形の道路標示から横断歩道までの間は、歩行者がいないことが明らかな場合を除いて減速する義務があり、違反すると「横断歩行者等妨害」と同じ罰則が適用されます。

ただ必ずしも一時停止することが正しいとは言えない部分もあり、自車が停止しても対向車がそのまま走行してくる場合や自車の後ろから来たバイクや自転車と歩行者が接触する可能性もあります。ですから、左右の安全を十分に確認した上で歩行者とアイコンタクトを取るなどの意思表示を見せ、お互いを思いやる気持ちを大切にしていく必要もあります。

最後に

ここまで横断歩道での一時停止についてお話してきましたが、今までの自分の行動を振り返ってみた時に、一時停止はできていたでしょうか。日々業務中に運転していると、業務の悩み事やアポイントで気持ちが焦って先を急いでしまいがちです。すると、周囲への意識が散漫になってしまい、横断歩道にいる歩行者にも気が付かないことがあります。こういったことを防ぐには、日頃から時間にも心にも余裕を持って車を運転する必要があります。例えばいつもより5分早く会社や家を出る、前もって運転経路を調べておくといった事が余裕を生み出します。積極的に行って、歩行者との接触事故を防ぎましょう。

それでは次回のブログでお会いしましょう。

コジマ。



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