ながら運転
こんにちは、コジマです。
街中でスマホを見ながら歩いていて、人とぶつかりそうになる人を見かけたことはありませんか。お取引先にメールをしていたり、地図を見ていたり、ゲームをしていたり、と理由は様々あるかと思います。しかし、どのような理由があっても、ながら歩行が危険であるということに変わりはありません。もしこれが車の運転中だったならどうでしょうか。車の運転は歩行とは異なり、急には止まることができませんし、ながら歩行に比べてより危険な行為であるといえます。例えばナビやスマホを操作しながら車を運転すると、ブレーキが遅れてヒヤリハットや追突事故、最悪の場合には死亡事故にも繋がりかねません。知識としては知っているものの、どこか他人事のように考えてしまってはいませんか。そこで、今回は身近にある「ながら行為」の危険性についてご紹介します。
事故発生件数について
昨年1年間にスマートフォンや携帯電話を使いながら運転する「ながら運転」が要因で発生した自動車の死亡重傷事故件数が、前年比34件増の122件に上り、統計が残る2007年以降で最多となったことが3月7日、警察庁のまとめで分かりました。自動車の運転中に携帯電話を使用すると、使用しない場合に比べて死亡事故につながるリスクは約3.8倍に上がり、同庁は注意を呼び掛けています。ながら運転を巡っては、19年に罰則が強化され、反則金も普通車で3倍になったそうです。同年に105件あった死亡重傷事故は、翌年に66件に下がりましたが、21年から増加しています。同庁は厳罰化の効果が薄れているとみているそうです。昨年起きた122件の内訳は死亡25件、重傷97件。使用状況は通話が約1割、表示画像の注視が約9割。時速60kmの場合、秒速でおよそ16m進む計算になりますので、運転中にスマホに通知が来たなと3秒間、運転から意識を逸らしただけで約50mも進む計算になります。これでは、重大事故がいつ発生しても何ら不思議ではありません。
運転中の「ながらスマホ」はやめましょう
前述のとおり、ながら運転が危険な行為であることはお分かり頂けたかと存じますが、一方で、ながら運転による交通事故が増加傾向にあるのも事実です。違反点数や反則金のほか、携帯電話を使用しながら、交通事故で人を死亡させたり傷つけたりした場合は、免許の効力仮停止の対象となります。運転手の方々に車に乗ったらスマホは触ってはいけないという認識を改めて持ってもらうように徹底する必要がありますね。
ハンズフリーについて
車内での通話方法にハンズフリーがあることは皆さんもご存知かと思いますが、こちらは「画面を注視する」という点では違反にはならないという見方もあり、都道府県によって条例で禁止されている場合があるため、規制内容は地域によって様々です。ただ勘違いしてはいけないのが、禁止されていないからといって危険でない訳ではありません。イヤホン等を耳に挿して通話することで運転から意識が逸れてしまい、結果的に事故が発生する可能性もあります。よって、携帯電話を使用する際には、車を止めて通話をするように心がけましょう。
最後に
スマホやナビは私たちが生活ある上で欠かせない存在となっていますが、ながら運転に限らず、電子機器を操作しながらの行動はとても危険です。法令で定められているからではなく、日常生活の中でも危険な行為だということを一人一人が意識しておかなければなりません。タイヤが止まっていれば携帯保持違反にならないという話もありますが、基本的には操作をしないことが一番です。どうしても使用しなければならないのであれば、一旦止まってから使用するようにしてください。車を運転する際には、ながら運転のような危険な行動は慎み、常に安全運転を意識して事故のない生活を送りたいものですね。
それでは次回のブログでお会いしましょう。
コジマ。
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