運送業界を揺るがす大きな事件
こんにちは、コジマです。
皆さんは何か趣味はありますか?私は断然、映画鑑賞です。子供が産まれてからはなかなか見に行くことは難しいので、最近はもっぱら動画配信サイトに頼っています。「空飛ぶタイヤ」この映画はご存じでしょうか?この映画は、かの有名な池井戸潤さんが執筆した136回直木賞候補作で累計180万部を売り上げた小説の映画です。映画好きな私ですが、存在は知っているもののまだ未鑑賞でした。この運送・配送の業界に身を置くものとして、一度は見ておいた方がいいのではないかと思いご紹介致します。
簡単に言いますと、2002年1月10日に神奈川県横浜市で起こった「横浜母子3人死傷事故」に始まる大手自動車メーカーによるリコール隠しの実話を元にした映画になります。この元になった事故は運送業界を揺るがす大きな事件だったと言います。
2002年 1月 10日発生、横浜母子3人死傷事故
大手自動車メーカーリコール隠し
2002年1月10日、神奈川県横浜市瀬谷区下瀬谷2丁目交差点付近の中原街道で発生した事故。
綾瀬市内の運送会社が所有する、重機を積載して片側2車線の走行車線(事故当時、付近にガードレールはなかった)を大型トレーラートラックのトラクター(1993年製)の左前輪(直径約1m、幅約30cm、重量はホイールを含めて140kg近く)が外れて、下り坂を約50メートル転がり、ベビーカーを押して歩道を歩いていた大和市在住の母子3人を直撃。母親(当時29歳)が死亡し、長男(当時4歳)と次男(当時1歳)も手足に軽傷を負った。神奈川県警が、貨物自動車の実況見分を行ったところ、事故を起こした車両はハブが破損し、タイヤやホイール、ブレーキドラムごと脱落したことが判明。
〇〇自工製の大型車のハブ破損事故は、1992年6月21日に東京都内で冷凍車の左前輪脱落事故が確認されて以降計57件発生し、うち51件で車輪が脱落していた(うち事故車両と同じ1993年製が7割を占めていた)。〇〇自工側は、一貫して『ユーザー側の整備不良が原因だ』と主張したが、事故を起こした車両と同じ1993年(平成5年)に製造された〇〇自工製のトラックに装着されているハブの厚みが、その前後の型や他社製よりも薄い構造であった。ねじ締付け管理方法を怠り、六角ボルトの締付トルクを強く掛けすぎた場合やカーブや旋回時に掛かる荷重により金属疲労が生じ、ハブが破断しやすいことも判明した。これを受け、自動車メーカーは2004年3月24日、製造者責任を認めて国土交通省にリコールを届け出た。さらに同年5月6日、経営者ら5名が道路運送車両法違反(虚偽報告)容疑で、品質保証部門の元担当部長ら2名が業務上過失致死傷容疑で逮捕され(5月27日に起訴)、法人としての〇〇自工も道路運送車両法(虚偽報告)容疑で刑事告発された。
なお、この事故で死亡した女性の遺族である母親が、約1億6550万円の損害賠償を〇〇自工に請求する訴訟を起こした民事訴訟では、2007年(平成19年)9月、〇〇自工に550万円の損害賠償支払いを最高裁判所が命じ、確定判決となった。
(Wikipediaより抜粋)
この大企業の隠蔽事件が発覚して世間に広まったのが、コンプライアンスという概念だそうです。
ドライバーさんの大切な命、お預かりした大切なお荷物、そして場合によっては車両の通る周りのかけがえの無い命を奪ってしまうこともある。もちろん常日頃から気をつけていることではありますが、改めてそれに気付かせてくれる映画だと思います。お時間があれば是非ご覧になってみてくいださいね。
それでは次回のブログでお会いしましょう。
コジマ。
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