物流業界のSDGs④
こんにちは、コジマです。さてさて今日は大晦日。今日で今年最後のブログです。多くの皆様はもうお休みですかね。そうでない皆様、今日も一日頑張りましょう。それでは早速前回の続きからです。
3.化粧品業界とSDGs
現在、日本の化粧品業界では、パッケージのリサイクルや再利用化等を行い、天然資源の管理や有害廃棄物・汚染物処理の改善に向けた活動に多くの企業が取り組んでいます。また比較的女性が多く働いている業界ということから、女性の社会進出サポートやジェンダー平等の取り組みを行っている企業も多くあります。
◆エシカルコスメ
SDGsという言葉が今よりも知られる前から、化粧品業界では「オーガニックコスメ」と呼ばれる、自然由来もしくは植物性成分を使い、環境に優しい、動物実験を行わないという特徴を持った化粧品があります。そして、少し前からオーガニックコスメの特徴に加え、環境や人権に対して十分に配慮された化粧品である「エシカルコスメ」という言葉も出てきました。エシカルとは、直訳すると「倫理的な」という意味です。適正な価格で継続的に取引された原料や製品を使っている、リサイクル素材を利用している、資源保護などに関する認証がある、また売上金の一部が寄付につながるという点が、エシカルコスメの特徴になります。
4.物流業界とSDGs
物流業界全体におけるSDGsの取り組みとしては、次のようなものが挙げられます。
- 二酸化炭素排出量削減など環境負荷の低減を実現するために、共同配送やモーダルシフトへの転換
- 車両そのものを環境への負荷が少ない車両への導入
- 環境負荷のより少ない梱包資材の使用する、また資材の再使用やリサイクルを実施
- 資源の保護及び廃棄物の削減のため、作業におけるペーパーレスの推進
- 倉庫の広い屋根を利用したソーラーパネルの設置 (再生可能エネルギーの利用) 等
5.SDGsの今後の展望
近年、「売上高や利益」といった実績を重視した投資方法ではなく、「環境・社会・企業統治」といった観点を重視した投資方法(ESG投資)の考えを重視した投資家が増えてきていることもあり、企業活動においてSDGsへの取り組みは必須のものになってきています。
また、SDGsが自治体や企業の活動だけではなく、個人の活動にも広がっていることから、新規市場開拓や事業機会創出のチャンスにも繋がっています。環境省の資料によると、SDGs によってもたらされる市場機会の価値は年間 12 兆ドルになるそうです。
いかがでしたでしょうか?4週に渡ってSDGsについてお話しさせていただきました。私自身このブログを書きながら勉強できることがたくさんありました。皆様のお力に少しでもなれたなら幸いです。それでは良いお年を。
それでは次回のブログでお会いしましょう。
コジマ。
株式会社スリープラスワン
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