物流業界のSDGs②
こんにちは、コジマです。早いもので12月も半分過ぎてしまいました。来週にはクリスマスがあって、気がつけばきっとすぐにお正月ですね。今年もあと少し頑張っていきましょう。
それでは早速、前回の続きのお話をしていきますね。
①VMIセンター導入による輸送最適化
工場や倉庫から路線便等により遠隔地の納品先へ小ロットの多配送をしている場合、納品先近隣にVMIセンターを構え、VMIセンターまでは大ロットで輸送し、そこから各納品先へ小ロットで配送する物流に切り替える事例です。関東-関西間で、工場からVMIセンターまでは、トレーラー、大型トラック等による幹線輸送をした場合(60トン/月間と仮定)、路線便による小口輸送と比較すると、約30%のCO2削減ができたという事例もあります。また、CO2削減の効果だけでなく、遠隔地への多頻度小ロット納品に対しても、納品指定時間を厳守した安定且つ柔軟な配送をすることも可能となります。
②モーダルシフト
トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道やフェリー等の船舶の利用へと転換する取り組みです。一般的なトラックによる陸送で輸送する際のCO2排出量に比べて、フェリー輸送で貨物を輸送した場合、50%~70%程の削減が可能と言われています。また、フェリー輸送は、輸送行程の大部分を占める海上輸送中は無人航走となるため、ドライバーの運転時間を削減することも可能となり、コンプライアンス運行の実現にもつながっています。これはドライバーの労働時間に上限が引き下げられる2024年問題対応についても有効な手段であり、今後、モーダルシフトへのニーズがより高まると予想されています。
③食品共同配送
複数の荷主の商品を、共通の納品先へ、1台のトラックで配送することにより、効率的な配送を実現する輸送形態のことです。各社が輸送車両を手配するより車両台数を減らすことができ、CO2の削減が可能になります。また、1台の車両で少量の商品を輸送すると、配送コストが割高となってしまうため、積載効率を上げてまとめて配送することで、物流コスト削減にもつながる取り組みです。
④カーボンニュートラル
いわゆる脱炭素の取り組みのことで、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します。2020年10月、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。カーボンニュートラルの達成のための事例としては、低燃費車両の導入、環境に優しい低公害車(通称エコカー)の導入、環境に優しい燃料(バイオディーゼル燃料等)の使用などがあげられます。 また、アイドリングストップや、運転時に急ブレーキ、急発進を行わないエコドライブも効果的です。
いかがでしたでしょうか?物流業界のSDGsグリーン物流でCO2を削減することができるんですね。これからの子供たちの未来のためにも、私も少しでもできることをしていけたらなと思います。
それでは次回のブログでお会いしましょう。
コジマ。
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