雨の日の仕事③
こんにちは、コジマです。
さて3週に渡ってお話しさせて頂きました雨の日の仕事についてのブログは今日で終わりです。お付き合いありがとうございました。
メンテナンスで雨の日の運転に備えましょう。
適切なメンテナンスをすることによって、クルマの運転のしやすさというのは変わってきます。雨の日であっても同じで、メンテナンスをすることによって雨の日でも快適な運転ができるようになります。
タイヤの溝は大切
タイヤに切られた溝は、タイヤと路面との間の水を排水するためにあります。この溝が深いほどに排水効果が高まりますので、溝の深い新品タイヤほど雨の日でもグリップ力を発揮し、ハイドロプレーニング現象を起こしにくくなります。またタイヤの性能を引き出すのにはタイヤの空気圧を適正に保つことも必要です。最近ではパンク修理キットとしてシガーソケットで動く電動コンプレッサーが搭載されている車両が増えてきています。もちろんパンク修理でなくとも空気圧の管理に使う事ができますので、タイヤの溝と合わせて管理すると良いでしょう。
ワイパーブレードのゴム交換
雨の日には欠かせないワイパーですが、そのワイパーはゴムが使われています。ワイパーゴムは、外気に触れており、太陽光線にも晒される場所にあるため、劣化して柔軟性を失うことは避けられません。柔軟性を失ってしまったワイパーゴムは、フロントガラスの曲面に合わせて変形することができなくなり、水切りも悪くビビリなどが発生するようになり最終的には千切れてしまいます。またワイパーゴムを押さえるワイパーブレードも経年劣化でガタツキが発生することも。ワイパーゴムの寿命は半年から1年。ブレードは2年程度といわれています。ワイパーゴムを交換しても吹き残しができるようであれば、ワイパーブレードの劣化が考えられるので、ブレードそのものを交換してみると良いでしょう。
フロントガラスの油膜とり
フロントガラスの油膜を取り除いたときに併せてやっておきたいのが撥水コーティング。撥水コーティングが利いていれば、走行風だけで雨粒が吹き飛ばされるようになりワイパーを使う頻度も下がります。ただしコーティング面とワイパーゴムの相性によっては、ワイパーを使用した際にビビリが発生することもあります。撥水コーティングを施したガラスには、ガラス面との摩擦を低減させたグラファイトタイプのワイパーゴムを使うと良いでしょう。またワイパーゴム自体に撥水剤が添加されたタイプもあり、使うだけでガラスコートしてくれます。
サイドミラーの水滴に注意
左右後方を確認するためのサイドミラーないしドアミラーですが、この部分についた水滴は走行風も当たり難くて中々落ちてくれません。水滴が付いていれば鏡像が歪んでしまうので、目視で確認しにくくなり車線変更が難しくなってしまいます。サイドミラー向けの撥水コーティング剤を活用すると、水滴が重力で落ちていくので視認性が良くなります。撥水力が強い分コーティングとしては脆いものなので、布などで擦るとコーティングが剥がれ落ちるので注意してください。
偏光サングラスは路面反射を抑える効果も
日差しなどを避ける用途で使われるサングラス。その中でも偏光レンズを使用しているタイプは、眩しい光だけをカットしてくれるので明るさを確保できます。この効果は太陽光だけでなく濡れた路面に反射した光も有効。またレンズの色によっては夜でも使えるものがあるので、夜間の雨であっても綺麗な視界を確保するのに役立ちます。
まとめ
雨が降っただけで車の運転は難しくなり、交通事故などにつながるリスクが増えます。しかし交通安全を語るうえで言われている以下のような基本的なことを、忠実に守ることでリスクは低減できます。
- 車間距離を広く保つ
- 交差点や横断歩道の近くでは減速する
雨の日だから特別にというわけではなく、普段の運転においても推奨されていることです。雨の日の対策を全て行っても他の車両に巻き込まれることもあるので、事故に遭遇する可能性をゼロにはできません。それでもより重大な結果を招かないためには、各ドライバーの心構えが大切なのですね。
なんだか自動車学校での学科の授業みたいになってしまいましたが、改めて初心に戻り安全運転のきっかけになればと思います。
それでは次回のブログでお会いしましょう。
コジマ。
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