雨の日の仕事②
こんにちはコジマです。
最短での梅雨明けをしたそうですね。梅雨明けをしたものの前回に引き続き雨の日の仕事についてです。本日も少し長くなりますので前置きはこれぐらいにして早速本題に入っていきますね。
雨の日に事故防止する運転のポイント。
雨の日にはリスクが高まるのはわかりますが、雨の日を避けていたのでは配送の仕事は務まりません。雨の日に走ることのリスクを減らせば事故の防止につながり、雨の日でも安全運転ができます。
速度を出しすぎない
雨で滑りやすいと分かっていても、ついつい出てしまうのが速度。タイヤのグリップ力は低下していますが、車は前に進んでくれます。ただし、その速度から止まることが出来るかは別問題。首都高ドライバーズサイトでは以下の様な統計が出ています。
年間を通してみると雨の日の交通事故件数は全体の15%から22%ほどで、雨天の時間の割合は全体の5%ほどになります。
僅か5%の時間に全体の15%以上の事故が集中しており、これは晴天の時に比べて1時間当たりの事故率が4倍跳ね上がる計算になるようです。
制動距離が伸びる
普通に走る分にはタイヤのグリップ力を限界まで使うことはまずありません。普通にアクセルを踏む分には雨の日であってもタイヤは十分にグリップ力を発揮してくれます。問題なのは事故を回避したい時の急ブレーキでの制動力です。急ブレーキ時のタイヤは使えるグリップ力の限界までに使うことに。この時に雨が降っていると使えるグリップ力が低下し、結果として制動距離が長くなります。
ハイドロプレーニング現象
雨の日のスピードの出し過ぎで起きる現象としてハイドロプレーニング現象があります。ハイドロプレーニング現象は水膜現象ともいわれ、路面とタイヤの間に水の膜ができる状態のこと。つまりタイヤは路面と接地しておらず、水の上に浮いている状態となっています。4つのタイヤ全てがハイドロプレーニング現象になると、ブレーキもハンドル操作も受け付けなくなり、減速してタイヤが接地するまで滑っていくだけになります。自然に減速し、グリップ力が回復するのを待つしか方法はありません。これに関しても先に挙げた首都高ドライバーズサイトの統計でも表れており、側壁などへの施設接触事故の割合が晴れの日よりも増加しています。施設接触事故の60%以上が時速60㎞以上の走行速度で発生していることから、高速走行になるほど、スリップやハイドロプレーニング現象によって車両のコントロールを失って、本来ハンドル操作で避けられるはずの施設接触事故につながっていると推測されます。高速道路では雪や雨によって速度規制が実施されており、その情報はサービスエリアの他に車内ラジオや電光表示板を使った道路標示などで走行中にも確認できます。
フロントガラスの曇りに注意
フロントガラスの曇りは、雨が降っていると湿度が高いことを意味しています。この状態で空調を作動させるとガラスの内外で温度差ができ、細かい結露が発生してガラスが曇ります。ただガラスが曇った際にはデフロスターで曇りを取ることができます。またガラスの内側に曇りが発生している時は、噴き出す空気の温度に関わらずACをONにすることで空気が除湿されるのでより効果的です。
視界が悪い時には早めにヘッドライトを
ヘッドライトを付けることで、前後の灯火が点灯します。周囲の交通に対して自分の存在をアピールできるので、事故に遭遇するリスクを減らすことができます。特に黒やグレーなどの色は視界不良の際には周囲から視認されにくいので、早めにライトをつけると良いでしょう。
雨の日の運転はいつもより疲れる
雨の日に運転するリスクを熟知していれば、その分だけ注意深い運転をすることになります。普段の運転以上に集中し、力も入りきっている状態なので疲労もたまりやすくなります。肩に力が入れば肩や首が凝り、脳への血流も滞りがちに。車の運転は座りっぱなしの姿勢が続くので、体全体の血流も悪くなります。1時間以上運転した場合は、どこかで駐車し、車外に出て一度立ち上がることで血流を促し疲労を軽減させましょう。
もう少し手短にしたかったのですが、長くなってしまいました。次回は雨の日のメンテナンスについてお話したいと思います。
それではまた次回のブログでお会いしましょう。
コジマ。
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